研究のすすめ 医学生、医師の皆さんへ

研究室紹介

  1. 呼吸器疾患に対しての新規治療法の開発

佐藤 和秀 名古屋大学高等研究院 Selected YLC 特任助教

目的

呼吸器分野の難治な疾患をターゲットに従来とは異なったアプローチにて新しい治療法・診断法・検査法を学際的に開発する事を目的とする。臨床課題の解決法を提案する。臨床応用可能なシーズを開発し、医師主導治験・企業への導出へとつなげる。

内容

肺がん全体の治癒率は20%以下と予後が極めて悪い疾患で、がんによる死因の第1位であり、死亡者数は増加しており、その対策が急務となっています。現在の治療は、手術ができない場合は、放射線治療、化学療法が主流ですが、その効果は大変限定的です。国内外の研究者が、肺がんのような難治がんに対して各々アプローチを行い、理想の治療法を模索してきましたが、いずれも満足のいく結果は得られていません。
 本研究チームは、次世代のがん治療として、がん細胞表面の抗原に特異的な抗体に近赤外線に反応するprobeをつけ、局所的に近赤外線を当てる事で治療を行うNear-Infrared Photoimmunothreapy (PIT)を見いだし、肺がんを含めた難治がん等の診断や治療に応用するための研究を行っていきます。研究内容は、Nature Reviews ImmunologyのChief Editorである、Alexander FlemmingよりResearch Highlightを頂いております。
 その他、分子生物学的アプローチ等も含めて様々な研究に対して視野を広く行うようにします。疾患は、腫瘍にとらわれずに、広く難治疾患を対象とします。学内/学外共同研究・産学連携・医工連携も積極的に進めていきます。  

  1. @胸部腫瘍に対しての新規治療法の開発
  2. A肺癌治療における新しいターゲットの探索と創薬
  3. B新規検査法を用いた、新しい迅速検査法の確立と応用       など


詳細な説明はこちらのPDFpdfよりご覧いただけます。

主な業績:
  1. 1. Sato K, et al. Sci Transl Med. 2016 Aug 17;352(8):352ra110
  2. 2. Sato K, et al. Oncotarget. 2016 Mar 22;7(12):14324-35
  3. 3. Sato K, et al. Mol Biosyst. 2016 Oct 20;12(10):3046-56.
  4. 4. Sato K, et al. J Vis Exp. 2016 Mar 14;(109).
  5. 5. Sato K, et al. Bioconjug Chem. 2016 Feb 17;27(2):404-13.
  6. 6. Sato K, et al. Mol Pharm. 2015 Sep 8;12(9):3303-11
  7. 7. Sato K, et al. Cancer Lett. 2015 Aug 28;365(1):112-21.
  8. 8. Sato K, et al. Oncotarget. 2015 Aug 14;6(23):19747-58.
  9. 9. Sato K, et al. RSC Adv. 2015 Mar 3;5(32):25105-25114.
  10. 10. Sato K, et al. Theranostics 2015; 5(7): 698-709.
  11. 11. Sato K, et al. Mol Cancer Ther. 2015 Jan;14(1):141-50.
  12. 12. Sato K, et al. PLoS One. 2014 Nov 17;9(11):e113276.
  13. 13. Sato K, et al. Mol Oncol. 2014 May;8(3):620-32.
  14. 14. Sato K, et al. Ann Thorac Cardiovasc Surg. 2014;20 Suppl:602-5
  15. 15. Sato K, et al. Respir Investig. 2013 Jun;51(2):98-102.
  16. 16. Sato K, et al. Mol Biol Cell. 2011 Sep;22(17):3103-19.
  17. 17. Flemming A. Nat Rev Drug Discov. 2016 Sep 29;15(10):676-7.

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