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研究室紹介

  1. 気管支鏡検査に関する臨床研究

岡地 c太郎 病院助教

気管支鏡検査に関する臨床研究

 当院では肺癌をはじめとする悪性腫瘍、サルコイドーシス、間質性肺炎、感染症などを対象に年間350〜400件程度の気管支鏡検査を施行しています。当グループでは以下のようなテーマについて臨床研究を行い、報告しています。


ミダゾラムを用いた鎮静

 当院では苦痛緩和のために基本的に全例ミダゾラムを用いた鎮静下に気管支鏡検査を行っています。年齢、性別、体重などに応じた容量設定をして投与しています。当院で行われた前向き観察研究において、本法による高い安全性と有用性を示しています。1

EBUS―TBNA (endobronchial ultrasound-guided transbronchial needle aspiration)

 肺門縦隔のリンパ節を主な対象としてエコーガイド下に針生検を行うEBUS—TBNAを2007年に導入し、現在は悪性腫瘍のリンパ節転移やサルコイドーシスの診断などを中心に年間50例程度施行しています。EBUS—TBNAに関する研究としては、サルコイドーシスにおけるリンパ節のエコー所見についての解析や、高齢者におけるEBUS—TBNAの有用性、安全性を検討し報告しています。2, 3

EBUS―GS(endobronchial ultrasonography with a guide sheath)

 末梢肺病変をradial EBUSで描出しガイドシースを留置して生検を行うEBUS―GS法を2009年に導入し、現在は末梢肺結節の診断目的に年間150例程度施行しています。本法を用いた末梢小型肺癌の診断に寄与する因子について検討し報告しました。4    

 これからも日々の臨床と研究を通じて、より苦痛がなく、安全で、精度の高い気管支鏡検査の達成を目指していきたいと考えています。

 

詳細な説明はこちらのPDFpdfよりご覧いただけます。

主な業績:
1.

Ogawa T, Imaizumi K, Hashimoto I, et al. Prospective analysis of efficacy and safety of an individualized-midazolam-dosing protocol for sedation during prolonged bronchoscopy. Respir. Investig. 2013:1-7.
2.

Imai N, Imaizumi K, Ando M, et al. Echoic Features of Lymph Nodes with Sarcoidosis Determined by Endobronchial Ultrasound. Intern. Med. 2013;52(13):1473-1478.
3.

Okachi S, Imai N, Imaizumi K, et al. Endobronchial ultrasound transbronchial needle aspiration in older people. Geriatr. Gerontol. Int. 2013;13(4):986-92.
4.


Okachi S, Imai N, Imaizumi K, et al. Factors Affecting the Diagnostic Yield of Transbronchial Biopsy Using Endobronchial Ultrasonography with a Guide Sheath in Peripheral Lung Cancer. Intern. Med. 2016;55(13):1705-1712.

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